




会長: 山本 誠 (やまもと まこと)
副会長: 会計部: 栗田 陽子 (くりた ようこ)
副会長: 事務局長: 水出 智津 (みずいで ちづ)
理事: 事務局: 宮城 かし子 (みやぎ かしこ)
理事: 問題対策部長: 土橋 征之 (どばし まさゆき)
理事: 問題対策部: 西松 伸恭 (にしまつ のぶやす)
理事: 会報部: 大胡田 亜矢子 (おおごだ あやこ)
理事: 情報部: 中嶋 琢 (なかじま たく)
監事: 生長 善治郎 (いきなが ぜんじろう)
監事: 池田 純 (いけだ じゅん)
平成28年(2016年)8月15日17時45分ころ東京メトロ銀座線 青山1丁目駅 渋谷方面ホームから
盲導犬使用者の品田直人氏が転落、死亡するという大変痛ましい事故が起きました。
被害者ご本人はもとより、ご家族様に深く哀悼の意を表します。
駅ホームは視覚障碍者にとって欄干のない橋を歩いているような場所です。盲導犬使用者の私たちも転落しましたら
命がないか、或いは大きな怪我を負うことは必定な場所です。それだけに私たちはパートナーの盲導犬との
慎重な歩行を行っていますが、その駅ホームによっては狭い場所に柱やベンチ等、
多くの障害物があります。その上、電車に乗り降りする人等、本当に多種多様な利用者が行き来し、 非常に危険な場所であります。
特に駅ホームでは、走行する電車の音が反響し、時にはホームでのアナウンスが聞き取れない場合が多々あります。
そんな悪条件が重なると、私たち盲導犬使用者は現状判断ミスをしてしまうことさえあります。
もちろん同伴する盲導犬は決してスーパードッグではありません。あくまでも私たち使用者の指示により、 彼らは自分の能力を発揮するのです。
盲導犬使用者にとって、安全、安心できる歩行、各種交通機関を利用しての安全、安心できる移動は、 日常的に強く切望するところです。
今回の東京メトロ銀座線 青山1丁目駅ホームから盲導犬使用者が転落死したという悲報を受け、
私たち全日本盲導犬使用者の会は、より安全に、より安心できる駅ホームを利用するために、 次のことを強く求めます。