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奄美紀行その18
奄美 15日目(8月 4日)です

とうとう渡連(どれん)キャンプ場最終日です
本日も朝から良い天気です

いつものようにゆったりと朝食を済ませ
波の音を聞きながらコーヒーを飲んでいると
従業員のお姉さんがやって来て 
今日は新しいお客さんが入ってこないので
11時のチェックアウトにこだわらず 
ゆっくりして行って下さい との事

しかし 今まで甘えっぱなしだったのに
これ以上甘えることは出来ません

6日間滞在した 広さ6畳ほどの部屋の大掃除です
本来ならば 使用料を支払っているのですから
する必要など無いかもしれませんが 
こと 今回の旅ではどこに泊まっても 最終日は
大掃除の日としました
理由はどこの宿泊所でも 皆さんとても親切に接して
下さったからです
その方々に対しての ささやかなお礼の気持ちと
盲導犬使用者としての義務でもあります

約2時間ほどかけ私達の出来うる最高の掃除を
させて頂きました

こちらに来た時と同様に重たい大きな荷物は
宅急便にて群馬に送り届けてもらえるように
再び荷造りし 大小2つのトランクに詰め込みました

その荷物をもって 食事の為に20回ほど使用した
管理棟前のテーブルへ・・・・・・
波の音がしません 干潮なのでしょう

おねえさんに会計をして頂く事に
合計¥157900なり この金額で一番の出費は
やはり食費です 自炊ができれば親子3人で6日間
¥50000程度の宿泊料だけで済んでしまいます
その他に 無人島探検 や マングローブカヌーの
ツアー代金も含まれていますから 子供達が経験した
喜びからすれば 決して高価ではありません
私がしてあげられない事をお願いするのですから

奄美最後の砂浜にお別れをする為に 3人+ワン で
いつもの波打ち際へ 潮が引き波の無い穏やかな海が
待ち受けていました

子供達と写真を取り合いお別れのあいさつです
たくさんの思い出をどうもありがとう

とうとう出発です お兄さんお姉さんと硬い握手を交わし
6日間一緒に泳いだり散歩したりした パグ犬のジュライ
とも背中をかいかいしてあげて さよならのごあいさつです
一緒に泳げてとても楽しかったよ ジュライ

オーナーが名瀬市に用事があると言うので
同乗させて頂ける事になり最後の最後までお世話に
なってしまいました 感謝です

このメールをお聞きの皆さん 奄美へお越しの際は
是非このキャンプ場に来て見て下さい 最高です
自然も そしてスタッフの皆さんも・・・・
ヤフーの検索で どれんキャンプ場 と引けば出てきます

オーナーの車に揺られて約20分ほどで 名瀬市に到着
荷物を降ろし 2月の予約の段階からいろいろと
相談に乗って頂きお世話になったオーナーとも
ここでお別れです これ以上無い硬い握手で
再会を誓いこれまでの感謝の気持ちを込めた表現です

感慨深いひと時から引き戻すような 激しい日差しで
我に帰り ひとたび周りに注意を向けると
同じ奄美大島でもこれほど違がうものかと感じるほどの
空気の違い アスファルトやエアコン 自動車の
排気ガスからの人工的な思い空気と匂い 
そして人ごみ・・・・・
それもそのはず 今日は奄美まつりの真っ只中です
昨日は大花火大会もあったそうで その余韻が
まだ残っています

近くの港に行くと 船こぎ競争が盛大に行われています
会場ではスピーカーから実況放送が流れ あちこちから
太鼓や指笛の音が鳴り止みません
日陰も無く 1レースを観戦するのがやっとです

うららを暑さから非難させる為に 涼しい場所探しです
ふと思い出されたのが 奄美交通バス発着所の待合室です
港から徒歩3分程度の距離にあり名瀬市の繁華街の
中心地でもあります 
向かう途中 子供が私を呼び止めます
すると後ろから女性の声が・・・・
本日お世話になる知人のお孫さんで 奄美到着時に楽しんだ
大熊(だいくま)港祭りでカキ氷をご馳走になった高校生です
今 お父さんが舵取りでお母さんが船をこいでレースに出たの 
予選通過したわ と声を弾ませ元気いっぱいです 
この子は将来 看護婦さんを目指しているそうで 
とても活発なそれでいて人の痛みを感じる力を兼ね備えた
素晴らしい女性です
今晩 おじいちゃんの家で会おうね お父さんお母さんによろしく
とその場をあとに

バス待合所の引きドアを開けるとまるで別天地です
椅子に座ると視線が痛い・・・・10秒もしないうちに 
近くのおばちゃんが話し掛けてきます
この犬は盲導犬なの 私は初めて見たよ と口々に・・・・・
やっと全員見終わったのか 5分ほどで静けさを取り戻しました
どうやら島には盲導犬がいないようです
 
お兄ちゃんとうららをここに残し わたしと次男は街探検です
今一度 港に行き船こぎ競争を観戦したあと かねてからの
私の希望であった 松坂屋さん と言うお肉屋さんの
ササミフライを食べてくて 松坂屋へ
お店は バス待合所の道を挟んでまん前です

その間に気づいた事なんですが 点字ブロックの多い事です
私の住む 前橋市とは比べ物にならないほどしっかりと
歩道に点字ブロックが敷き詰められています
それも合理的にです 私が歩いた限りでは物にぶつかる事も
ありませんでしたしとても歩きやすかったです 
市街地郊外にある市営住宅まできっちり敷き詰めて
あるのだそうです・・・・・・凄い

松坂屋さんに到着し子供のメニュー読み上げ開始です
ササミフライ 一口カツ 骨付きチキン フランクフルト
焼き豚 ホルモン煮付け などなど
ここはインターネット仲間から教えて頂き ぜひとも
立ち寄って見たかったお店の一つです

いろいろ買い込み 待合所へ
袋を開けると良い香りが室内を漂い ちょっと気が引けながらも
むしゃむしゃ食べ始めました これはうまい と思わず声が
周りの方々から ササミフライだ今晩のおかずに買って来ようと
言う声があちこちで聞こえ何人か出て行きました・・・・・

特に美味しかったのは ヤキブタ と 鳥もも です
どうやって味付けしてあるのか不明ですが この味は
この島特産の黒砂糖と焼酎を使用しているのかなと思いました

そんな時 突然携帯が振るえ出しました 慌てて外に出て
もしもしです すると電話の向こうで聞きなれた声
ぬしは 島最初の滞在地 瀬戸内町古仁屋でお世話になった
先生からの電話でした 昨日 沖縄の会議から帰宅し
私達が出発する前にもう一度会ってお話しがしたいとの事
喜んでお受けし お会いする事に
しばらくすると先生がいらっしゃいました
奥さんとお子さんが内地に里帰りした為 独身生活となり
心置きなく クワガタ採集に全力を注げると大喜びしています
先生ともこれからのクワガタ情報交換を約束しお別れです

時刻も夕方となり 大熊の知人宅へ向かう時間となりました
タクシーに乗車し 大熊のかつお直売所まで言って下さい と
伝えると おお泉さんの家でいいのだね と目的地を
この運転手さんは知っていました ビックリしてなんで
分かったのですかと尋ねると 
泉さんとは知り合いで盲導犬の話もきいているんだ
との事 島の方々はどこかでつながっているのですね

到着して顔をあわせると第一声が まっくろだあ です
たった2週間でまるでオセロのようだ だそうです

夜は近くの港で 昼間行われた船こぎレースの打ち上げが
行われ 女子チームは35チーム中3位になったそうです
皆が環になってコンクリートに座り込み座談会です
出場した選手の話の中 その場をまとめていた方から
渡辺さんを紹介せねば との声に私を指名
立ち上がり 大熊との関係を皆さんにご報告 すると
ああ思い出した 公民館の庭でキャンプしていた人だね
あの時の赤ちゃんがこんなに大きくなったの 
盲導犬までつれて 懐かしいね とあちこちから
声をかけてくれます そして黒糖焼酎で乾杯です

こうして奄美最後の夜が更けていきました