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奄美 10日目(7月30日)です
昨晩は私が先に寝てしまいエアコンのスイッチを
切ったままだったので 夜中に蒸し暑く目が覚めて
寝苦しかったです・・・・失敗
今朝も良い天気です
てな訳で 渡連(どれん)キャンプ場初めての朝が
やって参りました
次男と一緒に うららのお散歩兼ワンツーです
コテージから少し下り坂を歩き片側1車線の道路を
横切り 管理棟のあるエリアを通り抜け海岸へ
その全距離は約50メートルほどでしょうか
お世辞にも 視覚障害者が歩きやすいと言った
環境ではありません コテージ内やテラスつたいにある
トイレの使用には問題ありませんが 単独白杖歩行では
管理棟前に設置してある バーベキュー場に行く事すら
かなり困難だと思います 少なくとも私には厳しいです
シャワー室 サウナ 露天風呂 屋外トイレも全て
別棟になっていますし足元も木の根が剥き出しになり
気を抜くと直ぐに引っかかります
私は身長185センチなので頭も良くぶつけます
坂道の両脇が崖とかになっている訳ではありませんし
道路の交通量はいちにちに数えるくらいしかありません
近づいてくればエンジン音で直ぐに分かりますから安心です
この不便さを楽しめるかたには
へたな遊園地よりも楽しめると思います
しかし もし草むらに誤って侵入してしまい転んだところに
やまがみ様の ハブ がいたらと思うと冷や汗が出てきます
地元のかたでもめったにお目にかからないそうなので
そんなに神経質になる必要は無いようですが・・・・
その点 盲導犬ですとキープレフトですし 草むらも避けて
歩いてくれるのでとても安心です
ましてや地面に動く物体でもあろうものなら
緊張している様子がハーネスを通して感じられますから
注意できますしね
昨晩ここに宿泊したのは我々男組+ワンと 埼玉から見えた
お姉さん3人組そしてここが気に入って28日から
高床式コテージに泊まっている 京都のお兄さんです
このキャンプ場は基本的に自炊です レストランはありません
カップ麺やお菓子を売っている売店もありません
BGMもありません 歩いていける範囲内に商店もありません
ひたすら波の音を聞きながら過ごす場所です
ゆったりした時間の流れを感じます
では我々の食事はどうしているかと言うと 事前に連絡相談し
いちにち3食こちらでまかなっていただける事になりました
本日の朝食は 間近に波の音を聞きながら アダンの木陰で
トーストと卵焼き そしてコーヒーです
ゆったりした時間の中で食べる食事は最高です
なんてのんびりしていたら ここのオーナーから
さあ行きましょうか との掛け声
本日 子供達はここのオプショナルツアーの一つ
無人島シュノーケリングに行く事になっていました
あわててコテージに戻って準備です・・・・へへへへ
と言っても 海パンにはきかえタオルと着替えをディパックに
詰めて出来上がりです
子供達に いいか 連れて行ってくれる人はサッカーの監督や
コーチだと思ってしっかり言う事を聞きなさい
ダメだと言う事はしないように 自分で危険だと思ったら
楽しそうでも近づかない事 それさえちゃんと守って
思いっきり楽しんでおいで と声をかけ慌しくお見送りです
ばいばい
さて この旅で初の おやじ一人時間です 夕方6時までは
帰ってきません 何をしようかな・・・・
まずはオリオンビールを買い込んでおこう
砂浜だとうららの避難場所が近くに無いからコテージの前で
音楽でも聴きながら日光浴でもしようかな
しかし30分も横になっていると 暑くて我慢できません
何てこった コテージのひさしに逃げ込んでビールを呑み
冷めるとまた お日様の下にと行ったり来たり
うららはコテージの日陰で お父さん何やってんの と
思っている事でしょう 日陰は涼しいよ と言いたげに
木のオープンテラスでビールのばんをしています
先日ラジオが入らないと申し上げましたが 昼間はNHKが
入ります 枕元でスイッチを入れるとスピーカーからは
29日に行われた参議院選挙の話題ばかりです
小泉旋風が吹き荒れたようですね こちらでは選挙カーも
走らず静かなものです
ビールを1本呑み終わろうとした時に 坂を上がって来る
ひとの声 どうやら何か重たいものを運んでくる女性のようです
こんにちは と声をかけると こんにちは との返事
もう一つ 小声で こんにちは の声
女性は ふうふう 言いながらコテージにあがる3段の階段に
腰かけ 子供になにやら話しかけています
その脇には うららが寝ているはずです
びっくりさせてはいけないと思い
その犬は私の盲導犬で うらら と言います
噛み付きませんし 吠えたりもしませんから
可愛がってあげて下さいね と伝えると 犬は大好きですよ
との返事 続けざまに この子は生まれたとき未熟児で
脳に障害が残ってしまったのです と女性から
子供の返事の仕方からして ハンデをもったお子さんかな
とは薄々感じてはいましたが・・・・・
小学校1年だそうで この島に在住され よくここには
来るのだそうです リハビリはどうですか と尋ねると
なかなか大変なご様子 失礼して触らせて頂くと
体の大きい事 これではお母さんが はあはあ 言う訳です
まずは減量ですね と申し上げると
医者からも言われているんですよ ついついあげちゃうんですよね
とお母さん
お母さんの腰を痛めやしないか心配です
その時 渡辺さんお昼ですよ と下から掛け声が聞こえてきます
えええ さっき食べたばかりなのにもうお昼なの
と言いつつうららと共に 管理棟へ足を向ける私って・・・・
お昼は私の好物の オムライスでした 作って下さるのは
ここに毎年夏場だけ本土から働きに来ている お姉さんで
もう4年目になるのだそうです
オムライスの美味しい事 それとゴーヤの酢の物が付いてきました
群馬にいるときには決して好んでこんな苦い食べ物なんて
食べないのに 厚さのせいか苦いのに美味しく感じ箸が止まりません
うららは私の食事中足元で砂利の上に寝転び気持ちよさそうです
そこに ここの住人 ジュライ と アミ が寄って来て
何やら井戸端会議をしています うららは私の身体に合わせて
盲導犬としては大柄です ジュライはパグなのでちっちゃいですし
猫のアミも年齢のわりには小柄です この3頭が寄り添って
フガフガやっていると異様です
午後も1時間ほど日光浴した後 エアコンの効いた部屋で
お昼ねタイム 今ごろ子供達は無人島で遊んでいる事でしょう
午後6時少し前に坂の下から お父さんただいま の声
おお 楽しかったか うんすっげえ面白かった
海の水も綺麗だし 珊瑚もいろんなのがあって
水中でソーセージあげたら 魚がいっぱい寄って来て
僕の手の上からパクパク食べていったよ
おじさんが潜って魚を捕って来てくれたから今晩はお刺身だよ
とマシンガンのようにまくしたてます
よほど楽しかったのでしょう
2つ前の滞在地だった 瀬戸内町から船で出発して無人島に
行ったのだそうです
おじさんとどんな話しをしたの と尋ねると
早口で何言ってるのか分からなかった ですって
でも帰りにはちゃっかり おじさんの家に寄って
お風呂をご馳走になってきたそうで可愛がってもらったようです
夕飯は さっき子供が言っていたハタの刺身です
これがまた絶品 しこしこしていて歯ごたえのある白身の
お刺身でした 群馬では食べる事のできない美味しさです
その間も 無人島の話しでもちきりです
ほんとうに行かせて良かった
その後 昼間の男の子とお母さんを誘って浜辺で花火大会です
夏に味わえる子供の頃の思い出が私にもよみがえってきたひとときでした
こうして 渡連2日目の夜が更けて行きました
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