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、第11回全国盲導犬使用者交流会(愛知県瀬戸市)
2005年5月28日(土)から30日(月)の三日間、
「第11回全国盲導犬使用者交流会」が愛知県瀬戸市で開催されました。
こちらは28日の講演での内容要旨です。
          全国盲導犬使用者交流会における講演内容要旨
  1、韓国案内犬使用者協議会会長 全淑蓮さんの講演内容要旨

こんにちは、皆さんにお会いできて嬉しく思います。以前から日本を訪問 したいと思っていました。 飛行機に乗ると、あまりに近いので驚いてい ます。皆さんが日頃、案内犬の普及活動に頑張っておられることにうれし く思います。今回の大会に際して、盲人の盲人による盲人の為の大会になればと強く思います。

私は、今、韓国で韓国案内犬使用者協議会会長をしています。 1992年、農作業中に事故で失明しました。最初は、まさか見えなくなると は思わず、3〜4回の手術をすれば治るものと思っていました。しかし、回復しなかったので大変失望しました。失明したことで、世の中が怖くなり、 子供もいるので、母として妻として、将来に不安を覚えました。しかし、 1994年に、偶然、案内犬のことを聞きました。最初はそんな都合のいい話 はないだろうと半信半疑でした。と言うのも、その話が企業からきたからです。 儲け主義の企業が提供するというので、不安感を覚えました。しかし、必要に迫られて、案内犬を導入しました。結果は大変よかったと思 います。疑いを持った自分がつまらなく感じられました。世の中には、色ん な人が居ますから、疑う結果となってしまいました。今となっては、立派な 案内犬を貰って、嬉しく思います。回りの人たちは、私の頑張りを讃えてくれますが、案内犬が一番立派なのです。

盲学校から大学に進み、そして、盲学校の教師となりました。その当時は、 案内犬も殆どなく、初期の段階でした。ソウルで案内犬の勉強をしましたが 世の中の理解がまだ出来ていませんでした。案内犬と一緒に、バスに乗れなかったり食堂に入れなかったりしました。しかし、わたしは、案内犬のトラニと一緒に生きて行くと決意したのです。2000年8月にトラニが亡くなりま した。きっと、天国で待っていてくれると思っています。 トラニに貰った友情や愛について本も書きました。2匹めに貰ったのがデヤンです。トラニへの思いが強く残っていて、うまく扱えませんでした。 トラニへの愛が初恋のようで、忘れられなかったのです。

2004年に本が出版されました。それを基に、SBS放送がドラマを制作放送 しました。自分の自慢をしたかったわけではなく、案内犬が私にとっては、 人間よりも身近な存在だったことを伝えたっかたのです。放送されて以来、 世の中が大きく変化しました。私がスターになって案内犬への理解が深まりました。犬もそれなりに扱われるようになりました。 私も最近は、化粧をするようになって、デヤンのお母さんとしてふさわしく 振舞うようになりました。今では、案内犬に対して、認識も高まっているが、 まだ動物は入店拒否の店が多く残念です。5年前から、法律も整備されている のに、入店が出来ません。交通機関は問題なく使用出来ています。 しかし、まだまだ、法律と現状では、差は依然として有ります。このために 署名運動を行いました。協力を拒否されることばかりでしたが、あきらめず お願いを続けて行くうちに、賛成してくれました。同情してくれる人々が多く集まり、無理解な店への抗議運動もしてくれました。しかし、まだまだです。あやまってもくれない人々もいます。これからも運動を続けていくつもりです。いろんなことが有っても、我慢すればよいと考えていたが、法律が 整い、うまく機能し施行されなければならないと考えるようになりました。 世の中をもっと良くするよう、私自身が行動せねばならないと考えています。 店のイメージを下げるという理由で、案内犬の入店を拒否する店も有ります。 韓国の現状は、法律が有っても、適用することに国民の理解は得られていません。しかし、罰則を適用することで少しづつ理解は広まっています。 しかし、まだまだ障害者は特別なものと見られることがつらいです。

日本に来て、まだたった一日ですが、日本の皆さんの暖かい雰囲気を強く感じます。韓国でもっともっと、案内犬を普及させたいし、日本の皆さんにも 溶け込みたいと思っています。日本のおそばが大変おいしくて、大好きです。 そんな訳で、日本にずっと居続けて住みたい気がしています。これからも頑張って、活動を続けたいと思います。本日は有難うございました。

2 韓国のサムソン案内犬学校訓練士 李成珍さんの講演  

 皆さん、今日は。近頃は、日本語を使っていないので忘れそうです。 私は、東京で福祉の勉強をしているときに、盲導犬を見ました。それに興味を持ち、関西盲導犬協会に問い合わせてみました。以前、協会として、韓国 から一人受け入れたことがあったそうです。それで、私も4年程勉強することになりました。

京都での滞在が長かったので、日本語を覚えました。日本で職業として訓練士となり、韓国に帰って活動をしたいとの思いから2001年 に帰国して、訓練士としてスタートしました。

韓国でも法律ができてからは、案内犬というものが受け入れられる様になってきましたが、小さい店などでは、まだまだ入店拒否されることが多いのが 現状です。一般の人の至っては、法律の存在すら知らないひとが多いのです。 先ほど、講演された全さんの存在が良い意味で、世間の人に法律の存在 を気づかせたのだと思います。企業(サムソン)が社会への貢献として、 案内犬を育成する事業を展開していますが、やはり企業名をつけることに 少なからず抵抗があるようです。しかし、サムソンでは、案内犬、聴導犬 救助犬などの育成も事業として手がけています。今は、社会から認められ 大きく事業展開をしています。

韓国では、犬を食用とする習慣があります。保護団体や福祉団体から非難 されています。韓国大統領がイギリス王室を表敬訪問したとき、非常に厳 しく揶揄されたことがあります。 文化の違いというものがあり、そんな風土の土壌もあるがかえって、犬を 通じた社会貢献活動をしようということの気運が高まっています。 民間企業や一般人が頑張っているのだから、政府がやらざるを得なくなって 来ました。この10年間で民間企業やユーザーの皆さんの頑張りが行政を動かして来ました。今後10年をもっともっと充実したものにするためにも今が肝心です。その為には、ユーザーの為にも徹底した広報活動が必要と思います。

子犬を世話して下さる方の協力を募り、日本全国で活動を展開しております。桜美林大学の先生は、韓国に来て、繁殖プログラムを立ち上げよう  としています。今まで、オス犬ばかりに目がいってたのを、メス犬にも目を  むけて、繁殖の拡大に取り組んでいます。私も今後共、頑張りますので、よろしくお願いします。本日は有難うございました。

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